世間一般的にアニメオタクのイメージはそんなに良くはありません。
何となく”気持ち悪い”という先入観を持たれてしまい、それを払拭することはなかなかできません。
先入観を払拭するには「すべての不確実なものを一度は疑うべき」だと哲学者のデカルトさんは述べています。
簡単に言うと先入観をなくすには実際にその中身を自分で調べて触れてみる必要があるということ。
逆に言うとそうしなければ先入観はいつまでも消えることはないということです。
バンジージャンプは怖そうだから飛びたくないと思うように、アニメオタクは気持ち悪いので近寄りたくない、踏み込みたくないと思われ続けるのです。
アニメオタクのどこが気持ち悪いのか
そもそも先入観というのは実態に触れる前に、予備的な知識や認識を持つことで生まれます。
ネットや書籍などで得た情報からありもしない印象を与えられるのです。
確かにそれらの発信する内容の中には正しい情報もありますが、気持ち悪い要素ばかりが露見されるとどうしてもその印象が強くなってしまいます。
実際に僕もアニメにどっぷりはまる前は「アニオタ」にはなりたくないなと思っていました。
それはネットやテレビで気持ち悪いという印象を与えられ、人からそう思われるのが嫌だったからです。
- 家から出ることがないので服装がダサい
- 家から出ないので風呂も入らないし髪の毛はぼさぼさで爪も伸びきっている
- アニメを見てばかりだから引きこもりになる
- アニメのキャラを「俺の嫁」、「私の彼氏」などという
- アニメに関する話をしだすと途端に早口になりうざったい
- 何となくちび、デブ、不細工(これはもう偏見でしかない)
こういった傍から見れば気持ちの悪い要素ばかりが目に留まってしまうので悪い印象ばかりが詰み重なっていくわけです。
アニオタの気持ち悪いイメージを払拭したいという気持ちはあるけど
今となってはアニオタは気持ちの悪いものではないということはわかっており、そのイメージが払拭できるのならそうしたいです。
しかし上述したように一度築いた思い込み(先入観)というのは、こちらがいくら訴えかけても拭え切れるものではありません。
お笑い芸人であるハライチの岩井さんも「アニオタはキモオタというイメージを払拭したい。そんな時代は終わったんだ」というツイートをされています。
このツイートは2017年10月にツイートされたものですが、大きな反響を呼んだとのことです。
ただこの反響のほとんどはいわゆる「アニメオタク」が起こしたものであり、世間一般の人たちは”まーたオタクどもが騒いている”という感覚で受け取られていると思います。
これが悲しい現実です。
別にアニメオタクになってもオタクだとは思われない
さてアニメオタクは世間一般的には気持ち悪いという印象を持たれており、自分もああはなりたくないと思っていた方もいるはず。
しかし、アニメオタクになったからといって特に生活が変わるわけではありませんし、公言しなければ”普通の人”です。
社会的な生活を心がけて日常会話で「ぐへへ」とか言わない限りばれることはありません。
僕自身は29歳にしてオタクであることを公言していますが、悪い印象を持たれたくないのであればだれにも言わなければそれで済む話です。
確かに僕自身は家からあまり出ることはありませんが、ちゃんとお風呂にも入りますし、定期的に髪と爪を切っていますし、おしゃれでイケメンです。
ごめんなさい。後半部分は嘘です。許してください。何でもしますから!!(ん?今なんでもって・・)
話を5億倍盛りましたが、世間一般的な人たちの思うアニメオタクのような気持ち悪い要素はあまりないと思っています。
それよりも、アニオタは印象悪いからああはなりたくないという理由でアニメから遠ざかっていることのほうがよほど気持ち悪いですよ。
だってそれナルシストじゃないですか。
自撮りが大好きで、一日に鏡を100回見ていて、少しでも悪い印象がつくと自分が汚されると思っていて、人のだめなところを叩いて自分の博識っぷりを見せつけるのが快感だと思っているナルシストじゃないですか・・
おっと、早口になってしまった・・いったん口の泡を吹きますね。
まあこれは僕の中のナルシストに対する印象(先入観)で、強引にナルシスストと紐づけをした例えの戯言にすぎませんが人にどう思われようが、先入観だけで興味のあるものから遠ざかるのはもったいないと思うんですよね。
仮に当選確率が50%の宝くじがあったとしします。
宝くじを買う人なら喉から手が出るほどこのくじを買いたいと思うのですが、宝くじなんて当たらないと思い込んでいる人はそもそもそういった情報を手にすることができません。
宝くじを買う人から見れば、買わない人は損していると思いますが、買わない人は損をしたなんて言う感覚はありません。
当選確率が50%という情報を耳にして初めて損をしたという感覚に陥ります。
このようにどんなに魅力的なものがあったとしても、余計な先入観で勿体ないことをしている人はたくさんいます。
アニメを見ることで得られるメリットは人それぞれですが、僕の場合は生きる希望と夢を与えてくれた存在の一つなので本当にアニメに出会ってよかったと思っています。
だから少しでも興味があるなら触れてみることです。
別に他人からオタクだと思われても、好きなものは好きでいいのです。
僕はアニメオタクではなく「にわか」です
僕はアニメが好きなのは当然のことなのですが、ほかのアニメオタクから見ると僕は「にわか」になると思います。
特にガチ恋(アニメに登場するキャラに恋をすること)をしているわけでもありませんし、そもそもキャラの名前覚えられませんし、フィギュアなどのグッズもなければ円盤も買っていません。
それを聞いた一部の人は「こいつはにわかだ!アニメオタクを語るんじゃねえ!」なんて罵倒するかもしれませんね。
まあ僕自身はただ単にアニメが好きなのであり、別にオタクになりたいわけではないので気にしませんが、中には嫌な思いをする方もいます。
「にわか」だと思われたくない、そういう人(罵倒する側)にはなりたくないと・・
ただ何度も言うように人にどう思われるかなんて気にすることはありません。
気になるのであれば言わなければいいだけの話です。
競争社会が激しいせいなのか、何かと定義付けて人より上に立ちたい、マウントをとりたいという人もたくさんいますが、自分は自分、他人は他人です。
なので社会秩序、公共の福祉に反しない限りもっと自由で素直な生き方をしてもいいと思いますよ。
まとめ
以上、アニメオタクになっても特に気にする必要はなく、興味があるのであればどんどんアニメを見て好きになってほしいという内容の記事でした。
アニメオタクの印象は決していいとは言えませんし、それを払拭することも難しいと思います。
それでもアニメを見て得られるものはたくさんありますので、思いとどまっていた方はアニメを見始めてみてはいかがでしょうか。