イラストの練習をし続けてしばらく経ちます。
何とか素体は様になってきたものの底に服を着せるとボロ雑巾を纏(まと)ったようなゴミみたいな絵になってしまいます。
資料を見ればその通りには描けますが、アングルを少し変えると服がぐにゃぐなやに。
こういった経験あなたも無いですか?
今回はそれを無くそうということで服の構造を理解し、ある程度描けるようになるところまで持っていくのが目標となります。
アングルによって素体がどう変化するのかを理解する
先ほど素体についてちらっと触れましたが、何がある程度様になってきただ?
それができていれば服を書くのは意外と難しくないんだよ。
ということに気づきまして、服の構造を理解する前に素体の構造を理解することから始めたほうが服を上手に描ける近道になるのではないかと気づきました。
百聞は一見に如かず。
素体を描いて補助線を引くことができればあとは服の丈を意識して補助線の流れに沿って服を描けばそれっぽくなります。
めんどくさがり屋な僕は素体を描いても補助線とかは引いてこなかったので、深く理解できていなかったようです。
これから素体の練習をする際はこうした補助線も引きながら人体や物体の構造の理解を深めていこうと思います。
口はつながっていることを意識する
人体に補助線が引けたら後は襟口、袖口、裾口をアイレベルに沿ってアタリにします。
口は必ず1周することを意識するとうまく引けるかと思います。
また、人体は円柱の組み合わせでできているので人体を輪切りにしたときにアイレベルより高け円は手前が上に、アイレベルより下の円は手前が下になるように意識することがポイント。
アイレベルを下げるとこんな感じで服の裏地が見えます。
布あまりが多い服だときれいな円形にはなりづらく波を描くように1周するので難しいですね。
そういう時は一度円を描いてその円に添うように波を描いていくとゆったりとした服も描けるようになります。多分。
服のしわは支点をイメージすると描きやすい
ウェットスーツのような体にピタッと張り付くような服ではない限り基本的に服の支点から斜めにしわが入ります。
普通に服を着た場合は両肩の上部が支点になりますのでこの支店を中心に斜めにしわを入れるとそれっぽい仕上がりに。
例えば右手を挙げた場合は右肩上部が支点になるのでそこを中心に放射するようなイメージでしわを入れると自然に見えますね。
とはいえイラストは嘘をついてもきれいに見えればいいので、不自然に見えなけば問題はないのかなというのが個人的に意見です。
あとは表現力を高めるために陰影の工夫をしたり資料を見てどんなしわの入り方を観察するのが上達のポイントになるでしょう。
フリルもアタリをとって基本構造に従って描けばそこまで難しくない
続いてフリルを描いていきましょう。
女の子のイラストを見る際に、もはやフリルが無いイラストが珍しいほどフリルのあるイラストであふれかえっています。
やはりフリルがあるとないでは見栄えに差が付きますからね。
だから是が非でもフリルは描けるようにしたいところ。
でもこれが難しい。
そして描いても描いても終わらない、まさに無限フリル地獄に陥ってしまい描く気力をごっそり奪われてしまった人も少なくはないでしょう。
どうしても描けない時は素材を使ってもいいと思います。
フォトバッシュやテクスチャ素材など、イラストを完成させるうえで少ない時間で高クオリティにできる手段があるのだから、それを使わないのはもったいない。
個人の絵柄を殺さない範囲であれば積極的に使ってもいいというのが個人的意見です。
お絵かきツールのクリスタなんかで無料でダウンロードできる豊富な素材があります。
あまり時間をかけられない時などはサクッと素材を使用して済ませてしまうのも一つの手です。
ただやっぱり描く機会の多いものについては描けるようにしたいところ。
フリルなんかは難しい印象ですが、構造さえ知ってしまえば手順の繰り返しであとは動きを入れてあげれば表現力がぐっと増します。
そしてどういったキャラにフリルを付け足せばかわいくなるのか、どんなところにフリルを描くか、あれこれ工夫することで魅力的なイラストが描けるようになります。
僕自身フリルを描くのは苦手ですが、まあなんとかなるものです。
まとめ
服の着せ方だったりフリルの描き方だったりをご紹介させていただきましたが、僕自身もまだまだ勉強するべき点が山ほどあります。
この記事はこれで完成ではなく、絵が上達するたびにアップグレードさせていく予定です。
そうですね一年単位で加筆修正できればと。←(あ、これやらないパターンのやつだ・・)
何だこいつそんなに絵うまくないじゃんって思われる方もいると思いますが(むしろ大多数)この人の絵ウマーって言われるように練習を積み重ねていきます。
イラスト鍛錬に終わりはないということで、現状の自分に満足せず、一緒にイラスト上達を目指していけたらと思います。