ひげひろ炎上 そして批判コメントを拾う

先日アマゾンプライムで「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」というアニメを視聴しました。

原作はしめさばさん執筆のライトノベルです。

アニメ化にあたって何やらプチ炎上を起こしたみたいですがなぜこうなってしまったのでしょう。

素直に面白いと感じて、最後にレビューを観てみると賛否両論の嵐でした。

何かこういうの見ると後味が悪く、素直に面白いと感じてしまった自分に罪悪感を感じてしまいます。

ひげひろの炎上理由。そして批判コメントを拾う。

ではなぜプチ炎上を起こしてしまったのか。

それはタイトルにもある通り、女子高生を拾ってしまったことに原因があります。

この行為は未成年者略取・誘拐罪に当たるとされ、犯罪行為を助長する内容になっているのではないかということで批判的な意見が飛び交うようになりました。

この罪を犯すと3か月以上7年以下の懲役に課されます。

ただし未成年者略取・誘拐罪は親告罪で告訴権者(被害者、法定代理人など)の告訴がなければ、検察官が公訴を提起することができません。

今回の例でいうと保護者の同意がなく、告訴されると有罪となる可能性が高いということになります。

個人的にそれが犯罪となる場合でも、犯罪を助長する内容でなければ問題ないと思っていてひげひろはその限りではないと思うのですが・・

ここで批判的な意見をみてみましょう。

A

放送禁止の対象になるのではないか

日本では刑法に抵触する行為を肯定的に放送することは「放送禁止」の対象になる。

創作であろうと紙媒体と放送媒体では倫理上の垣根が存在し、本作は創作的な設定が薄くリアリティのある犯罪行為が放送されているため倫理に反している。

B

吉田を聖人扱いしているのが気持ち悪い

犯罪行為をぼかして吉田の言動や行動で美談にしているところが気持ち悪い。

吉田を責め立てる人が周りにおらず、逆に手助けしている吉田好きすぎ人間が束になって持ち上げているわけだから犯罪助長と言っても過言ではない。

C

倫理や違法性を問う以前に設定が甘い

吉田はさゆが誠実な子だといっているが誠実な子が援助交際なんてしない。

性格と言動が一致せず違和感しかない。

家出する理由が親友の自殺と母親との確執というのには納得できるが、頼りになる兄がいるのにもかかわらず一人で家を出る理由が分からない。

兄も付き添う時間があるのに金だけ渡して自由にさせるのは良識のある経営者の行動とも思えない。

吉田とさゆを引き合わせるための設定が甘く、最後まで気持ち悪さがまとわりつく作品だった。

とまあ挙げればキリが無いですが、炎上の流れ乗って内容のない批判コメントも散見されました。

批判的な意見は納得のいくものであれば大変参考になるし色々な考えが見られて面白いのですが、面白がって炎上に乗っかり罵倒する輩が僕は嫌いです。

炎上に乗っかってこの記事を書いている僕もどうかと思いますが・・

自分を正当化しているというのは、ほぼすべての人に当てはまる

このアニメを最終話まで視聴した感想ですが素直に面白かったです。

グリザイアの果実など、闇を抱えている女の子を主人公が救う設定が僕は好きなのです。

確かに社会的に認められない恋愛だったのかもしれませんが、だからこそ関係が深まるにつれ魅力が増していくのだと思います。

成人を過ぎた男性の方なら一度は女子高生と遊んだり付き合ってみたいなどという感情が湧いたことがあるのではないでしょうか。

僕はあります。

そんな男の妄想をひげひろは再現してくれました。

こんなことを言うと「こいつ、いつか犯罪を犯すな」と思われるかもしれませんが、常識は弁えているつもりです。

この作品に感化されて犯罪を犯す人は限りなく0に近いと思いますが、いざそういう人たちが出現してしまうとそこに焦点を当てられ「ああ、やっぱりな」となるわけですね。

犯罪など自分には理解できない行動でも「どうしてそんな行動をとったのだろう」とその背景を知りたくなるのが人の性。

そこに自分が考えていたことと、分かりやすい理由が合致すれば納得しやすくなります。

裏を返せば自分の考えていたことが正しかったと思いたい(正当化したい)ので簡単な理由で解決したくなるとも言えます。

あまり深く考えると闇に触れた気がして怖くなります。

だからあまり時間をかけず、分かりやすい理由を用意して自分を納得させているのです。

実際に報道されている犯罪を犯した人の背景は我々一般人には語られることは少なく、マスコミが伝える動機は憶測でしかありません。

しかし理由が無ければ報道する意味が薄くなるので分かりやすい理由を持ってくる。

仮に未成年誘拐の報道がされたとして、その背景を知る際に「女子高生を拾うアニメを観た」という内容が伝えられると嫌でもそれが原因だと考えてしまいます。

肯定的でも否定的でもレビューをする際は自分の考えを主張し読み手に納得してもらいたいという承認欲求が絡んできます。

特に批判コメントをする際はその批判が炎上しないよう、より説得力のある主張になっていなければなりません。

今回の件は犯罪という分かりやすい材料があったため、事が大きくなってしまったのだと思います。

さゆが本当に誠実な子であればもっと心の底から楽しめたのかもしれない

僕は創作物に対してそういった倫理観を深く考えず、純粋にスートーリーを見て面白いか面白くないかを判断しています。

だから批判的レビューの大半が作品のストーリーではなく倫理的内容に触れているものが多かったことに悲しさを覚えました。

倫理的問題に触れているかどうかなんて正直どうでもいいのです。

レビュー欄にそんなことを書いても仕方ないので、倫理に抵触すると思ったなら大人しくBPOに意見を寄せてほしいものです。

それは置いといて、この作品の惜しかったところを挙げていきます。

まずヒロインのさゆの行動に誠実さを感じないという点。

吉田はさゆは誠実な子と言っていましたが、上記批判コメントに載せているように誠実な子だったらパパ活なんていう行動はとらないし、自分から誘惑なんてしないと思います。

いくら自暴自棄になっていたとはいえ、男性の家に転がり込んで体を許すのは、誠実な人じゃなくても「まともな人間」がとる行動ではない。

「まとも」ではなくなったというのであれば、もっと「まとも」ではなくなる材料がほしかったです。

そもそもパパ活をしていたという設定を無しにして、初めから吉田と引き合わせていてもストーリーは成り立つし、さゆに対してもっと好感をもてました。

こういった創作物が好みの視聴者も、そこまでのリアリティを求めているわけでは無いと思うので、初めてのパパ活の相手が吉田という聖人ご都合展開でも全然問題なかったように思います。

もしも吉田に拾ってもらわなければさゆはこのように存在していないかもしれない

家出をしたさゆですが、今ま不純な行為を繰り返し、運よく病気や凶悪な犯罪に巻き込まれなかったのは運がいいとしか言いようがない。

女子高生を拾うことは犯罪となりますが、仮に吉田がさゆを拾わなかったらさゆはこの世に存在していなかったかもしれません。

だからこれで良かった。

自分の人生を崩壊させるリスクを抱えて吉田がさゆを保護する動機はよくわかりませんが、犯罪を助長するような内容にはなっていないと思います。

この作品を見て「自分も女子高生を保護しようっていうやつが出てくる、犯罪助長だ!」という意見も見られますが、それこそオタクに対する妄想や偏見で現実を見ていないのでは?

まあ、犯罪助長してないにしろ、女子高生を匿うことは犯罪という事実周知は冒頭のテロップにでもはさむべきでしたね。

注意勧告をせずに最後のテロップに「今度はあなたの家に泊めてよ」という言葉が流れたときは唖然としました。

一体何を考えているんだ制作者は。

頭隠して尻隠さず。違うか。

批判的意見をするならこういうところにツッコミなさい・・

こんな感じで規制が厳しくなる昨今において少し配慮に欠ける部分があったというのは事実です。

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