※本記事はネタバレを大いに含むので原作、アニメ2期をご覧になっていない方は即刻ブラウザバックしてください。
アニメ「つぐもも」の2期に当たる「継つぐもも」を一気見しました。
体感でお色気50、アクション50といった比率の構成でHな要素が好きな人、アクションが好きな人、そのどちらも好きな人にとってかなりおススメできるといっていい作品です。
このバランスはまさに「神憑り」!
登場人物の作画は若干の古風を感じますが、回を重ねてみれば全く気にならなくなります。
一也君のハーレム状況について一言
トラブルの主人公に負けないくらいラッキースケベが多い本作の主人公=加賀見一也くん。
1期に続き相変わらずのラッキースケベが多い主人公ですが、ほんと1話に1回はお色気シーンを挟み込む執念には感服せざるを得ませんでした。
男から見れば羨ましいの一言。
呪詛(すそ)を集める特性のほか、スケベフラグも全力で集める主人公の能力には脱帽しました。
でも憎めない。
本来羨ましいと思う存在は疎ましく思う傾向にあるのですが、一也くんは憎めないんですよね。
それはどこかのモブキャラでも全然おかしくない容姿、スケベ要素に触れた際の一也君の反応がかわいいと思うというのが一つ。
もう一つは彼の辛い過去と現状(幼いころにして母親を失ったこと、その記憶を封印されていること、呪詛の影響)から、せめてもの癒しが無ければ不憫だということにあります。
お色気シーンで緩和されていますが、冷静に考えると相当過酷な環境に身を置かれていますからね。
一也くんには幸せになってもらいたいのです。
くくりの衝撃ラストを語る前に設定を復習する
さて、そろそろ原作、アニメ2期を見ていない方は帰られたころか。
もうスクロールしないとネタバレ要素が見えないところまで来たと思いますのでバンバンネタバレをしていきますよー。
ただその前に、つぐももの簡単な背景設定をおさらいしようと思います。(今回のテーマはくくりなのでその周辺要素をおさらい、細かい部分はwiki参照ということで)
くくりさんが普段幼女の理由
アニメ1期、2期を見た方ならわかると思いますが、くくりは主人公の住む街「上岡の土地神」です。
正式名称は白山妙理大権現菊理媛大神(はくさんみょうりだいごんげん くくりひめのおおかみ)。←覚えられるか!!
「くくり」という文字には「潜る」などの意味があり水神であるという説があるので原作でも水を操る描写がアクションシーンで見られます。
また糸を紡ぐ(括る)という意味もあることから、主人公のパートナーに帯の付喪神が採用されたのかもしれません。
さて、くくりさんは普段幼女の姿をしていますが、アニメ2期を見るとその理由が分かりますね。
一也の生み出した付喪神=あざみを一也に近づけさせない目的で街全体に結界を形成。
結界の形成と維持には多大な霊力を消費するため、幼女の姿になっているわけです。
そういえば付喪神である桐葉も霊力を使い果たした際には幼女化していましたね←というか主人公の母である奏歌の付喪神時代は20代でしたし。
なぜ力を消耗すると幼女化するのか・・
それは完全に作者の趣味としか言いようがありません。はい。
奏歌の復活に土地神の石欠が必要だったのはなぜか
アニメの描写だと分かりづらかったのですが、なぜ桐葉の手で殺したはずの奏歌が復活できたのか・・
土地神の持つ石欠で復活したのは分かるのですが、その石欠はミウラヒが持つものでした。
アザミはくくりの石欠を狙っていたような感じだったのですが、棚ぼた狙いでミウラヒの持つ石欠最初から狙っていたということでしょうか。
だとしたらやり方がきたねえ・・
そもそも土地神の石欠について調べてみるとあれって「呪詛の結晶」なんですね。
そして呪詛というのが「万物の根源」と言われていることから、生命体を維持する役割を得ていると推測できます。
ただ扱い方を間違えるとあまそぎを生んでしまったり、神でないものが取り込むと自我を失ってしまったりもする危険な存在です。
身近にある物体として核エネルギーみたいなものでしょうか。
強大な力を持つ土地神だからこそ扱うことのできる代物と言っていいでしょう。
効力が弱くなったミウラヒの石欠を奪って復活したからいいものの、もしあれが”くくり”の石欠だったらあれよりも強い姿で復活を遂げていたのではないでしょうか・・
そのあとくくりさんもやっちゃいますし、3年の時間稼ぎがなかったら世界は滅んでいたでしょうね。
くくりはあの後どうなってしまったのか
さて今回のメインとなるお話。
くくりさんが奏歌にやられてしまった件とその後について考察していきます。
僕は原作は読んでいないのでここからは考察です。
いやあ、エロコメディ満載なつぐももであの展開は予想だにしませんでした。
付喪神を難なく一掃したくくりさんまじかっけーと思いながら、さすがにもう命の安全は保証されたと安心しきっていただけにあのシーンは衝撃的でした。
本題に入りますが奏歌がくくりの心臓をぶち抜いた際に石欠を手に持っていた描写があるので、3年間時が止まる空間(奏歌、霞、砂織がいる空間)にいることは間違いないでしょう。
現状では亡き者として扱われていますが、動力源である石欠が無傷なら復活の可能性は十分あります。
実際魂が抜け落ちた奏歌の体は石欠のエネルギーで動いているわけですし、おそらく死体も時が止まった空間にいるでしょうから鮮度抜群・・
それに一也の記憶はまだ完全に戻っていない状態でしたので、記憶を封印したくくりが完全に死んでいないことを証明しています。←この世から消え去っても封印は解けない設定があるなんてことはないと思う・・
恐らく3年間の修行のみでは奏歌に適うほどの実力には至らず、それを超えるためには封印の解除が必要になるのではないかというのが僕の考察です。
アニメ3期があったとしてもくくりの登場シーンは見られないことを考えると残念ではありますが、復活を期待して3期を待ち望みます。
そして奏歌と決闘するときに石を奪い返し復活させる。
こんな展開になったらいいなと思います。
まとめ・おまけ「くくりイメージイラスト」
つぐももはただのスケベアニメと思ったら、しっかりストーリーもあってかなり楽しめるアニメでした。
2期は絶妙にいいところで終わってしまったので何としてでも3期を制作してほしいものです。
では最後におまけのイラストを。
制作時間:240分
※著作権を考慮しオリキャラの山祇マウンテちゃんを採用しています。
以後お見知りおきを。