「小林さんちのメイドラゴン」トールなど主要キャラの元ネタ調査

アマゾンプライムからdアニメストアにアップグレードしたので小林さんちのメイドラゴンを一気見しました。

どうでもいいですが、dアニメストアfor Prime VideoよりもPrime Video fordアニメストアのほうがしっくりくるのは自分だけでしょうか・・

それはさておき、2021年には2期が放映されることが決まってますので楽しみですね。

2期が楽しみってことは1期はかなり面白かったということです。

 

トールやカンナの元ネタが気になったので調べてみた

 

トールイメージ

※著作権を考慮しイラストはすべてオリキャラの山祇マウンテちゃんを採用しております。

普段は感想語ることをコンセプトにしてますがたまには趣向を変えてこういった記事を書くのも面白いですね。

小林さんちのメイドラゴンをご覧になった方はトールをはじめ、各登場キャラは一体どのドラゴンをモチーフにしているのか気になった、という方も少なくないはず。

僕もこういった設定が隠れているとついつい調べてしまう修正がありまして、いろいろと調べて分かったことをここに書いていこうと思います。

トールの名前の由来と元ネタになったドラゴン

まず初めに主人公(ヒロイン?)のトールさんから。

トールと言えば北欧神話の神「トール」がまず思い浮かびますが、アニメでトール自身の口から語られていたようにそれは否定されています。

名前の由来は人間界の作家であることが分かりましたが、具体的に誰とまでは公言されていませんが、あのファンタジー大作「ロードオブザリング」の原作者であるJ・R・R・トールキンが有力とのことです。

トールキン氏の作品にはドラゴンがよく登場しますし。まあトールが数百歳と考えると整合性が取れませんが、「ファンタジー作品に整合性を図ろうとするのはそもそもの間違い」ということでこれ以上の詮索はしないことにします。

元ネタとなっているドラゴンも特定はできませんが、西洋のドラゴンをモチーフにしているのは間違いないでしょう。

  • キリスト教ではドラゴンは悪の象徴とされ、忌み嫌われている
  • 城のようなデパートを見ると聖騎士を思い出し嫌悪感を示している

初代ドラクエのラスボス「竜王」の変身後の緑色バージョンみたいな立ち位置のイメージです。←もっといい例えはなかったのか・・

 

カンナの元ネタになっているドラゴン

カンナイメージ

続いて口リコン界のアイドルカンナカムイちゃんの元ネタになっているドラゴンを考察していきます。

まあトールと違ってカンナは分かりやすく、宇志知島(ウシシルトウ)を居住地にした神=カンナカムイが元ネタになっています。

宇志知島は北海道の東側、現ロシア領である千島列島の中部にある島です。

その辺り一帯は昔、先住民族のアイヌ民族が住んでいて、彼らの信仰する神様(カムイ)のうちの一人がカンナカムイというわけです。

ちなみにアイヌ語でカンナ=上方、カムイ=神を意味します。

アイヌでは神羅万象、ありとあらゆるものにカムイが宿るとされ、カンナカムイは雷を司る(宿る)竜として伝承されています。

正確には竜の姿にもなるという言い方が正しいのかな?

作中のカンナは竜の中では幼いほうで、力もまだ未熟という点から伝承のカンナカムイ自身ではなく、その子孫にあたる存在だと思います。

 

ケツァルコアトルの元ネタになっているドラゴン

ルコアイメージ

続いてぼいんぼいんのお姉さんドラゴン、ルコアさんの元ネタを探っていきましょう。

ルコアさんの元ネタも明解で古代メソアメリカ文明で信仰されていた蛇神(羽毛を持つ蛇)が元ネタとなっています。

農耕・文化の神。

作中でルコアさんの口から”元神”であることが言われていますが、あれは伝承に基づいたものです。

ただこの話はケツァルコアトルを主神と崇め、その名を襲名したトルテカの王族の話が元ネタになるようです。

あとは会話の流れのとおり。

アニメでは良い感じでぼんやりと表現されていましたが、要は王の地位を妬んだ呪術師がプルケという酒(媚薬)をルコアさんに勧めて、それを何の疑いもなく呑んでしまったルコアさんが妹と同衾(どうきん)するという失態を犯し追放されてしまったという話です。

それで神の座から引き落とされて痴女に成り下がってしまったルコアさん。

作中では呪術師ではなく同僚って言ってましたが、その同僚グッジョブ!

君の行いが無ければルコアさんとその大きなスイカを見る日は訪れなかったし僕がケツァルコアトルについて調べる機会も生まれなかったでしょうから。

そしてさすが元神様。

時間を巻き戻したり記憶を改ざんしたりという上級魔法を難なく使いこなし、実力もトール以上という

 

ファフニールの元ネタになっているドラゴン

ファフニールイメージ

続いて引きこもりゲーマー紳士のファフニールさん。

ファフニールはゲームなどでもよく目にする名前なので知っている方も多いでしょう。
トールさんから「呪いの竜」と言われているのは北欧神話に出てくる呪いの指輪で毒を吐くドラゴンになってしまったことが関係しているとみられます。

簡単に説明しますと、兄弟を誤って殺害した神に賠償金を求めるファフニール一家。

神はそれを承諾し、呪いの指輪と黄金を一家に差し出しました。

そこで終わればよかったのですが、欲に負けたファフニールさんは父親を殺し、宝を持ち逃げ。

その独占欲と親を殺した罪からか、呪いの指輪はファフニールを毒を吐くドラゴンに変えてしまう。

ドラゴンになった姿でもなお宝を独占したいという欲に溺れ毒を吐きながら財宝を守るのでした。

伝承ではそのあとファフニールはやられてしまうのですが、小林さんのいる世界では生き永らえていて何よりです。

呪い、毒を吐く印象がまんまキャラクターに反映されていますね。

そしてその特性を見事に発揮し、われらが尊敬する引きこもりゲーマー紳士さんに成りあがります。

個人的にメイドラゴンのドラゴンの中で一番好きなキャラクターです。

 

エルマの元ネタになっているドラゴン

エルマイメージ

最後に真面目なポンコツ有能お姉さんエルマさんです。

エルマははっきりこれっていう元ネタになる竜が思い当たりません。

悪の象徴とされている西洋の竜と違い、東洋の竜に当たるだろうと思われます。

OPで登場キャラの本来の龍の姿が見られますが、エルマは蛇型の容姿ということでこれは東洋の龍の特徴です。

東洋の龍は水難から守ってくれる存在、恵みの水を与えてくれる存在として崇拝されています。

人間たちから「奇跡を起こす聖海の巫女」と呼ばれていたという言葉から東洋の龍でほぼ間違いないでしょう。

自身の勢力が調和勢というのも納得です。

名前の由来はエルマーの冒険のエルマーが有力候補です。

話の中で竜が出てきますし、その竜は一角であることから部分的に採用されたとみて間違いないのではないでしょうか。

アニメでは後半で登場しており、ほかのキャラと比べると存在感が薄いですが、2期はもっと取り上げられるかと思いますので楽しみですね。

 

まとめ

以上各登場キャラの元ネタ考察でした。キャラの背景や設定を調べてみるとよりアニメの面白さを感じることができますね。

原作は見ない主義ですが2期は新キャラも登場するだろうと思いますので、またその時はいろいろと調べてイラストの質も上げていきたいと思います。

では今日はここまで。

トールサムネ
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