最近色々あってイラストの練習時間がめっきり減ってしまいました。
仮想通貨で-60万の負債を抱えたり、死に物狂いで就活したり・・
一気にボンビー生活を送る羽目になりました。
完全に自業自得であり、負債を抱えたショックは大きいのですがイラストを描く時間が減ってしまった悔しさのほうが強いところでございます。
ただいくら嘆いていても現状は変わりませんので少ない時間を有効活用してイラストの練習を積み重ねていきたいと思います。
痛い目に遭ったので気休めに雑談します
イラストに割ける時間が減ったとはいえ毎日2時間の練習時間は確保するようにしています。
30秒ドローイングにアニメや漫画の模写、パースのお勉強。
(30秒ドローイングの練習に関しては効率的な練習の仕方を別記事でまとめていますので、興味のある方は記事下に貼ってあるリンクをご参照ください。)
これらの練習をやるとあっという間に時間が経ってしまいます。
仕事を終えて帰った後は疲れ果てて、今にも土に還りそうな状態になるのですが、それでもイラストを描くのが楽しいので続けられています。
趣味という趣味があまりなかったのでイラスト(お絵描きすること)を趣味にすることができて本当に良かったです。
ん?一体いつになったら目の描き方の説明に入るのかって?
すいません、あと3秒だけ待ってください。あ、やっぱり3分で。
淡々と作業するだけではつまらない、それと同じで淡々と目の描き方を説明していくのはつまらないわけですよ。
早く魅力的な絵を描けるようになりたいのはわかります。そしてゆくゆくは神絵師になってお金を稼ぐ。そんな理想を描くのは素敵なことですし僕もそうなりたいと考えています。
それでもこれからの時代、イラストだけで生活を送るには個人のブランディングが必要だと考えます。
ゲームのキャライラストなんかを見るとたまに「すげー、このイラスト誰が描いているんだろう?」と思ったことありません?
そんなとき知名度が低い絵師と知名度が高い絵師、どちらが描いたイラストかによって印象は大きく変わります。
言うまでもなく後者のほうが印象としては残りやすいですね。
印象が強いとイラストを見た人がファンになってくれやすいですし、その絵を宣伝してくれるかもしれません。
こういった機会を増やすことで自身のブランド力が増し、お金を獲得できる機会も増えます。
どんなビジネスにも当てはまりますが、有名になればなるほど仕事が増え、1案件に対する単価が上がります。
これからイラストを仕事にしていきたいと考えている方は今一度どんな方法でブランディングを図れるのかを考えてみてください。
あるプロのイラストレーターさんも言っていましたが、「多少イラストの技術が劣っていてもブランディングがしっかりしていれば、イラスト技術の高い絵師よりも報酬が高いことがある」と。
「こんなんワイでも描けるわ!」っていうイラストに高い報酬がつぎ込まれるのはめずらしくないのです。
そういう人はブランディングが上手だということ。
僕もいい歳なので、これからイラストレベルを上げるだけでは駄目だと思っています。
だからこうしてブログという形で情報発信をしながら、僕という存在を多くの方に知ってもらいたい。
少しでも自分という存在をアピールし、この絵は一体誰が描いているんだと思われるようになりたいと考えています。
というわけで今度こそ本題へ。
顔の中で最もかわいいと思わせる部分は”目”です
僕としては将来的にかわいい女の子が描けるようになって、あわよくば自分のイラストを載せた自作小説(ラノベ)を出したいと考えています。
なので可愛い女の子のイラストの資料を集めたり模写したりというのが最近の日課です。(ちなみに今はけいおんのメンバーを描いてます。)
描いていてわかったというか、資料を観ながら思ったことなのですが、可愛い女の子を描く上で”顔”さえかわいく描けていれば、ほかの個所が多少雑でも魅力的なイラストになる印象が強いということです。
もちろん人体の形、ポーズや背景などの完成度が高ければそれに越したことはありません。
ただ人が最初に見るべきポイントとなるのが顔であり、そこを重点的にマスターすれば自分の理想とするイラストにグッと近づくはずです。
そして、その中でも特に目を引くのが”目”です。(頭痛が痛いみたいな表現ですが気にしない)
目は顔の中でも表情や角度によって形が変わりやすい部分になるので、表情や角度に応じていかに魅力的に表現できるかがポイントとなります。
とはいえ、最初は難しいと思いますので今回は感情が際立っていない”普通の目”を描いていこうと思います。(それだけしか描けないだけなんですけどね・・)
手順さえ理解することができればあとは色や形を変えていけばいいだけです。
基本をマスターしバリエーションを考えながら納得のいく目が描けるようになれたらいいですね。
というわけでお絵描きスタート。いつも通りprocreateでイラストを描いていきます。
リアルな人よりも目線は下にして大きく描く
今回はサクッと輪郭を描いて、それから目を描きながら説明します。
- 目線、大まかな形大きさを決める
- 目尻を意識しながら上瞼のラインをとる
- バランスが崩れていないか画面を反転させてチェック
まず、目線と形、大きさを決めてアタリをとっていきます。
可愛く見せるポイントは目のラインをリアルの人よりも下げること。あと左右の目の距離を少し離すとかわいらしい目になります。
目の大きさや目線の位置で年齢や雰囲気が違って見えるので、これから書くイラストの特徴に合わせて調整します。
そのほか、ポイントとなるのが上瞼のラインと目尻の位置の設定です。
このラインはしっかり決め、一度設定したものをできるだけ修正しないで描き進めるようにしてください。
例えば、まつ毛が設定したラインの内側をはみ出してしまうと設定したラインが分からなくなり、後々修正することになりかねません。
なので初めのうちは、上瞼のラインを別レイヤーに分けて描くと良いです。
最後まで描けたら画面を反転させてバランスが崩れていないかチェックしましょう。
白目を塗ってベースの色を選択
- 白目を塗る
- ベースの色を決める
- ベースの色をすぐに取り出せるようにする
さくっと目の描き方の説明を終えましたが、線画までなら案外簡単に描けます。
問題は色塗り。
僕もまだ目の塗りに関しては未熟なので、色々試行錯誤しながら納得のいくレベルまでもっていきたいと思います。
手順もほかの方と違うかもしれませんが、現状自分が一番しっくりくる手順で塗り方をご紹介します。
まず、対象の瞳の色を設定。今回は青色をベースに瞳を塗っていきます。背景色が初期設定で白色なので同化を回避するために背景を肌色にしてから白目を塗っています。
続いて設定したベースの色をべた塗り。グラーデションを付けることで魅力的な目にすることができるのですが、procreateにはグラデーション機能が備わっていません。
なので新しくレイヤーを作成し、ベースの色レイヤーにマスクをクリップ。
こうすることでベースの色レイヤーからはみ出さないように塗ることができます。
グラーデションにしていくため、クラシックでベースの色よりも暗めの色を重ねて塗るようにします。
レイヤーをどんどん作って色を重ねていく
- 新しくレイヤーを作って色を重ねる
- レイヤー効果を乗算にするとグラデーションをつけやすい
- ベースの色からはみだなさないようにマスクでクリップ
厚塗りをする際はレイヤーを分けずに色を塗っていくという方もいますが、目だけは大抵の方がしっかりレイヤーを分けて塗っている印象があります。
小さなパーツでも細かな色を設定しなければいけないので、レイヤーを分けたほうが管理が楽になるからですね。
僕も色を重ねる際は新しくレイヤーを作っています。上述したように新しくレイヤーを作成した際はベースの色レイヤーからはみ出さないようにマスクをクリップすること。
上の画像のように色を重ねた後は境界線をぼかし(ぼかしツールを使用)てグラデーションのような仕上がりにしています。
これだけで大分それっぽくなりますね。
瞳全体に色を付けたら瞳孔を描き、あとは虹彩、ハイライト、反射光などを描き加えていくだけです。
レイヤー効果を使いこなして魅力的な目にしていく
- 瞳下部に反射光を入れる
- レイヤー効果を駆使して納得のいく色に設定する
- 透明度を変えると全体となじんでいい仕上がりになる
瞳の下部に反射光を入れていきます。
今回は半円を置くように反射光を入れていますが、お皿の受け皿のような形にした反射光を入れても見栄えは良いです。
そのあたりは人の好みになるので自身の絵柄やシチュエーションに応じて描き分けるようにしていったらいいかと思います。
反射光やハイライトを入れる際は明るい色を使ってレイヤー効果を”追加”や”スクリーン”にして調整。
今回は瞳下部の反射光のレイヤー効果を”追加”に、虹彩をオーバーレイにしています。
ハイライトを入れ全体になじむように調整
- 反射光上部の設定
- ハイライトを入れる
- それぞれの色が全体となじむように調整
レイヤー効果については各ソフトで表示の仕方が若干異なるので実際に試してみるのが一番早いです。
上画像の反射光はオーバーレイや追加で調整しています。ぶっちゃけ適当です・・
ハイライトのカラーは純粋な白、必要に応じて反対方向に入れてもいいでしょう。以上の工程を踏むと割とかわいらしい目になったかと思います。
最近は線画自体の色を変える”色トレ”(色トレース)が主流のようで瞳の部分も濃い青に設定しています。
やり方は非常に簡単で線画の上にレイヤーを新しく作りマスクをクリップ。
後はそのレイヤーに色を設定して塗っていくだけです。
こうしたちょっとの手間暇でイラストの仕上がりが格段に良くなるのでいいと思ったテクニックはどんどん取り入れていきましょう。
まつ毛の色も変えるとかわいさアップ?
- まつ毛の色を”髪の毛の色”、”瞳の色”にすると自然な仕上がりに
- 毛先は肌色を加えると柔らかい印象に
- 最後はぼかして全体となじませる
ようやく瞳全体の色が塗り終わりました。
次にまつげ部分を塗っていきます。まつ毛は黒や茶色系の色が一般的ですがそれプラス、鮮やかな色を描きこむと瞳となじんでいい仕上がりになります。
毛先は毛量が少ないので肌色を入れてあげると印象が柔らかくなって可愛さが引き立ちます。
そんなこんなで目は完成~。背景色を元に戻して・・
あれ、なんかコナン君の犯人のかわいいバージョンみたいになってしまった(ちょっと何言ってるか分からない)
さすがにここで終わるのはもったいないので次回記事にする予定の「髪の毛の塗り方」と合わせて完成イラストをお見せできればと思います。
ー追記ー
髪の毛の塗り方の記事が出来上がりましたのでよければどうぞ↓