前回はイケメンの横顔を描くことに挑戦したのですが、今回はかわいい女の子の横顔を描いていきたいと思います。
自分の描きたいイラストがまさに”かわいい女の子(萌えキャラ)”ですので横顔もかわいく描けたほうが絶対に良いと思うんですね。
そもそも正面絵が描けるのかと聞かれたら「資料なしでは描くことができません」と回答します。
ただ性格的に自分のできる範囲で難しいことから挑戦したい(好きな食べものはあとに残しておきたい気持ちと一緒)ということもあり、今回はあえて横顔のイラストに挑戦しようと思います。
手探り状態ではありますが、なんとかかわいいと思われるような横顔を描けるように尽力します。
最終的に色塗りまでの工程をアップするつもりですので最後まで見ていただければ幸いです。
基本的な横顔の描き方
アニメなんかを見ているとかわいい女の子は輪郭だけで表現できてるなって思います。
不思議ですよね。
逆に言えば輪郭さえ描けてしまえばかわいくすることができ、描けなければかわいくなくなってしまうということです。
というわけで、まずは基本的な横顔を描いていき、どうすればかわいらしい女の子の輪郭になるのかを試していたいと思います。
↑これをアタリにして修正していきます。
主にかわいらしく見せる要素が3つあるのでそこを押さえて描くようにするとかわいい女の子が誕生します。
ちなみに僕の好きな女の子キャラは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」の”由比ヶ浜結衣”ちゃんです←聞いてない。
1.かわいく見える輪郭の取り方
さて早速輪郭を描いていきたいと思うのですが、まずは資料でかわいい女の子の特徴を見つけるところから始まります。
ネットの画像(著作権に関わるので公開できませんが、各自で検索してみると参考になるかも)などを見てみると、かわいい女の子は目と鼻の間のくぼみが誇張され、顎は直角に近い形になっていることが分かります。
直角といっても少し丸みを帯びていて少し内にひくようにするとかわいらしく見えます。
またフェイスラインをしっかり書き込まず影で表現するやり方も特徴の一つでしょうか。
男性の場合は鼻がすっと伸びていてフェイスラインをしっかり書き込むとカッコよさが引き立ちますね。
こうした男性の顔の輪郭の違いも意識すると顔を描くときに上手に描き分けることができると思います。
輪郭だけではなく目の大きさや形などそれぞれの違いを意識すると良いでしょう。
2.目の位置と大きさと形を変えてみる
それなりに女の子らしい輪郭を描くことができた。
しかし、いざ各パーツを描いていくとどうもかわいいとは程遠い生命体が誕生してしまうなんてことになってないでしょうか?
そういう時は眼に着目するといいですよ。(眼だけに・・)
基本的に目を大きくすると幼さが増し、小さくすると大人っぽくなります。
位置に関しても目線が下に行くほど幼くなり、上に行くほど大人っぽくなります。
個人的にX軸(縦)は年齢に合わせて変えてもいいのですがY軸は固定したほうが安定するような気がします。
おおよそ眼のくぼみと耳の長さの半分の位置といったところでしょうか。その辺は好みに合わせて微調整してください。
最後にパーツの形になりますが、横顔なので目の中心部分が端となり、目じりに向かって線を伸ばすと横顔に合った形になるでしょう。
眉毛に関しては目の位置よりも奥(顔の正面より)になるのですがそこまで律義に守る必要はないと思っています。
要はかわいく描ければ良いわけで。
3.髪の毛は円周に合わせて描くと良いバランスになる
最後にかわいらしい女の子を描くにあたって重要になってくるのが髪の毛です。
輪郭や顔のパーツがどんなに上手く描けても髪の毛が上手に描けないと、かわいい要素が一気になくなってしまいます。
僕は上手く描けません・・
それでも形がよければそれなりにかわいく描けますのでそこを意識すると良いです。
その形というのが円になるのですが、アタリで描いた円ではなく新たに円を描き加えます。
目安として耳の付け根を中心に鼻先が円周と重なるように円を描きます。
これが最終的な頭部の形になり、目安にもなります。
髪型によって円から外れることもあるでしょうが、あくまで目安なので目安を意識しながら描くとバランスよく髪の毛を描くことができます。
あくまで僕が試した中でいいと思ったやり方なので参考の一つとして考えていただければと思います。
このやり方は間違っているといわれても困りますので、そう思ったとしても穏便に受け流してください。
上の画像を線画に起こしました↓
なんだか顔がのっぺりしていたので、形を変えました。
また髪型がポニーテルだと頭の形が誇張されるので、後頭部下部を少しすっきりさせるとちょうどいい形になります。
こんな感じで少しずつ調整を図れば見栄えがぐっと良くなります。(自分の画力では、そこまでかわいくすることができませんでしたが)
2021年9月
横顔の練習にサクッと一時間で描いたのがこちらです。なんだかんだアタリを押さえればそれなりにうまく描けるのかなと改めて感じました。
かわいい女の子がコーヒーを飲んでいるイラストを描いてみた
では上記の要素を取り入れながらイラストを描いていきます。
イラスト練習を始めて4か月。何気に0から構図を自分で考えてイラストを描くのは初めてだったのでかなり時間がかかってしまいました。
”レイヤー足りない”、”被写体小さい”、”色使いドヘタ”、そもそも構図からラフ、線画に色塗りとイラスト自体がまだまだ未熟なことを痛感しました。
途中で何度も挫折しかけましたが、それでも完成までは持って行けたのでいい経験にはなったと思います。
もったいぶっても仕方ないですし、言い訳をしてハードルをぐっと下げたので完成イラストをアップします。
背景まで描くとかなり時間かかりますね・・
創作時間は27時間超・・(24時間マラソンだったらチャレンジ失敗ですね)
ご覧の通り、あまり魅力的なイラストにはなりませんでした。
今回は女の子の横顔ということで若干引き目のほうが魅力のあるイラストになるんじゃないかと思って作業を進めたのですが、引きすぎた・・
切り取るとこんな感じ。こっちのほうがいい・・
さらにアップ。ここまでくると線画と色塗りの雑さが垣間見えます。
かわいいか、かわいくないかは人が決めることですが、自分自身は合格点は取れたと思うので気持ちを切り替え次の練習に取り掛かります。
これからの予定ですが、背景と色塗りの鍛錬を積みたいと思っています。
合間にポーズマニアックスなどを活用して人体の形とポーズを正確に描けるようにしたいです。
課題は山積みですが一つずつ消化していき着実に画力をあげていければと思います。